2015年3月12日木曜日

弁護士らしくない(!)話し

 最近では、弁護士の仕事は社会生活上の医師のような仕事というように表現されることがあります。
 社会生活上の問題を病気にたとえているもので、分かりやすいたとえかも知れません。
 これを治すのには、どうするか?医師の場合は、血液検査などの各種の検査やX線写真、CT(コンピュータ断層撮影)、MRI(磁気共鳴画像診断)など、手法は多様です。一方、弁護士の場合には、手形金の取立というようなケースを除いては、ともかく関係した人の体験、その人の口から過去の事実を的確に聞き出すという手法がその殆どを占めています。

 最近では、NHKテレビのドクターGというような医師の場合も問診の重要さを再認識させてくれる番組もあり、私もファンですが、弁護士の場合は、この点、問診が大切と言うにとどまらず、事情聴取が全てと言っても良い状態です。

弁護士らしい(?)話し

「士」と付く仕事と「師」と付く仕事があります。弁護士・税理士と医師・看護師というのが典型です。
 社会科学的な仕事と自然科学的な仕事という仕分けもできそうです。
 前者には、公認会計士、司法書士、土地家屋調査士、行政書士、社会保険労務士、不動産鑑定士・・・と多種多様です。
 これらは、勿論、弁護士も含めて、何れも根拠となる法律があります。

 が、これらに似せたものとして、法律に根拠のないもの、民間の認定機関なるものが、独自に設けているものがあったりします。これにも「士」が使われていたり、カタカナ名称であったりもします。