長生きはしたくないねとジム通い
昨今の洒脱にして秀逸なる川柳であります。
体力と金と暇、この3ツが揃えば、我が世の春と、人生を謳歌・・・というところですが、この3ツの要素のうち、最も失ない易いものが、体力、つまり健康のようです。
暇にあかせて金に物を言わせて・・・と放蕩を続けると、身体に故障を来たす・・・というのが多いパターンです。
残念乍ら、このようなパターンの末に生活習慣病に至り、血液や臓器を痛め、金と暇がある筈にも拘わらず、起居動作がままにならぬ御仁も見掛けるところであります。
人は二人分の食事を食べ続ける訳にもゆかず、1日24時間を金にあかせて36時間に引き延ばすことが出来る訳でもありません。
難しいものは、自らの心身を律することか・・・日々をそれなりに充実せしめるべく、自身をコントロールすることか、と還暦を過ぎ不熟のまま思うこと頻りであります。
長生きはしたくないねとジム通い
身体を鍛えること、メンタルを丈夫にすることとの関係如何と思いつつ、そう言えば、体操という言葉に対しては、霊操という言葉があった筈。
イグナティウス・ロヨラ(注1)というマルティン・ルター(注2)の新教の側からの宗教改革(Reformation)に対抗して、旧教の側から反動宗教改革(対抗宗教改革、カトリック改革)(Counter-Reformation)を唱え、その旗手となった人物の著作を一度読んで見るかと思ったりしています。