面白い本を読みました。
「帳簿の世界史」4月に文藝春秋社から刊行されたもので、著者は、米国人のジェイコブ・ソール、訳者は、「トマ・ピケティの新・資本論」や「イスラム国テロリストが国家をつくる時(ロレッタ・ナポリオーニ著)」の村井章子。
国家を統治することと国家財政を運営することとが如何に近接しているか、しかしその両立が如何に難しいかを明らかにしています。
太陽王ルイ14世は、ある時期まで国家の会計報告に強い関心を持っていたものの、後半(?)その関心を一切示さなくなったとのこと。専制君主にとって、国の会計の実情などという凡そBad Newsであって知りたくもないもののようです。
この話しは、専制君主、独裁者に固有のものかと思いきや、今日、Democracyを標榜する数多の国で、勿論我が国もその例に漏れず、主権者とされている国民諸氏は、会計報告にキチンと耳を傾けていようものかどうか・・・
対岸の火事・・・という受け取り方では・・・
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